サービス現場での簡易知識表現ツール DRAW

観測・データ収集モジュール

研究のポイント

介護・看護をはじめとする対人サービスは、業務の状況依存性が高く、例外的・突発的な事態への対応が重要である。こうした対応力を培う上で、起きた事例について従業員自身が都度分析し、対応方法を知識として蓄積・共有していくことが有効である。こうした低頻度事象のデータの蓄積は、業務支援・人材育成支援システムの高度化にも有用である。
開発した簡易知識表現ツールDRAWは、サービス現場の従業員がタブレットを使って簡易に状況​・原因分析、対応方法等の業務知識の記録・共有を行うツールである。自由度の高いインタフェースとタグ付け機能を備えており、従業員の知識の蓄積・共有・活用を支援できる​。

キーワード:
  • 対人サービス
  • 業務知識
  • 知識共有​

モジュール・データの概要

  • テキスト、写真、音声、手書きメモ等​で業務知識を記録
  • 意味タグ付きデータとして記録でき、​検索・分析が容易
  • 現場のニーズに合わせたテンプレート​作成機能

想定されるアプリケーション


  • 介護・看護サービス等をはじめとする対人サービスにおける業務品質向上
  • 蓄積した知識を用いた業務支援・人材育成支援システム​
研究開発プロジェクト NEDO 人工知能技術適用によるスマート社会の実現の成果
研究機関 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
主要研究者 渡辺 健太郎