
生産性 サービス業
「ものづくり」の現場を支え、新規サービス創出をめざします。
「コト中心」のAI技術が新規サービスを創出する
既成概念を超えるような質の高いサービスが新たに生み出される社会をめざすには、サービス現場における人の経験や知識を収集・分析し、業務を改善・再構築する仕組みづくりが不可欠です。介護・看護・教育などのサービス業だけでなく、ダンスや音楽など趣味活動を含む健康増進・地域活性化の現場は、工場など「ものづくり」の現場と比べ、自由度が大きいという特徴があります。そこで、現場における業務の品質管理のためには、「モノ中心」から「コト中心」の見方への知識の切り替えが必要になります。
具体的には、人の行動・気づきといった活動(コト)を収集し、業務手順やノウハウなどの知識と連結し、業務効率化を支援する研究、今まで得られなかった業務系ビッグデータを予測・制御システムに活用する研究が進められています。こうした技術を基に、コンビニなどの模擬環境における、AI・ロボットによる省人化・省力化の取り組みにも力を入れています。
この分野では、高度な知識とスキルを持った人々が連携し価値を生み出すサービス現場における質向上の取り組みをAIで支援する仕組みづくりなど、ユニークな研究も進んでいます。「コト中心」のAI技術でサービス業の質向上にどのように貢献できるのか注目が集まります。
また、産総研内外のリビングラボで医療・介護施設等のセンサーデータを集積し、オープンデータベースを構築する動きも進んでいます。こちらは、サービス現場・生活現場のIoTセンシング技術の開発・実証の場として期待されています。
具体的には、人の行動・気づきといった活動(コト)を収集し、業務手順やノウハウなどの知識と連結し、業務効率化を支援する研究、今まで得られなかった業務系ビッグデータを予測・制御システムに活用する研究が進められています。こうした技術を基に、コンビニなどの模擬環境における、AI・ロボットによる省人化・省力化の取り組みにも力を入れています。
この分野では、高度な知識とスキルを持った人々が連携し価値を生み出すサービス現場における質向上の取り組みをAIで支援する仕組みづくりなど、ユニークな研究も進んでいます。「コト中心」のAI技術でサービス業の質向上にどのように貢献できるのか注目が集まります。
また、産総研内外のリビングラボで医療・介護施設等のセンサーデータを集積し、オープンデータベースを構築する動きも進んでいます。こちらは、サービス現場・生活現場のIoTセンシング技術の開発・実証の場として期待されています。
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Theme1現場サービスの質向上と新規サービス創出支援
状況依存度が大きく、現場ごとに異なるサービスの用語・業務手順をオントロジーで標準化。これにより、IoTと各種AIアプリ間の親和性を高め、業務知識の構造化と人の行動・意味・気持ち・気づき・身体動作などの活動(コト)の収集を体系的に実現。サービス現場のモデル化により課題解決、質の改善に資するAIの開発や新たなサービスの創出を支援します。 -
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Theme2リビングラボを活用した生活機能レジリエントサービス開発
リビングラボは、実世界の生活を支援するAIの開発・評価フィールドのこと。IoT技術などを用いて、産総研内外(子ども病院、老人ホーム、一般住宅など)のリビングラボで生活現象データを収集。「生活機能」 を軸に生活現象を整理し、新たなサービス創出につなげるためのオープンデータベースを構築します。 -
今後の展望
- 「モノ」から「コト」への視点切り替えによるサービスの質向上
- AI・ロボットによるサービスの拡大
- 幅広いサービス現場の業務知識を蓄積し、改善・再構築を支援