​AiCAN (Assistant of intelligence for Child Abuse and Neglect)

観測・データ収集モジュール

研究のポイント

子どもの虐待対応における重篤度クラスタリングと再発率推定が可能な確率モデリング(確率的因果推論)と、対応日数予測のための機械学習(勾配ブ−スティング)を、現場ユーザーに使いやすいよう、アプリ化したモジュールである。これにより子どもの虐待対応現場において、児童相談所の職員や市区町村の子どもの安全に関わる職員(社会福祉士、心理士、保健師、保育士、学校教員、警察官、消防士、医師、看護師など)が、子どもの安全を疑った際に、アプリ上に表示される質問に答えていくと、子どもの虐待の危険率がリアルタイムに示され、何をしたらいいかのリコメンドをもらえるプラットフォームとなっている。今後は、様々な社会課題解決や産業界に展開する。

キーワード:
  • 確率潜在意味分析
  • ベイジアンネットワーク
  • 勾配ブ−スティング
  • SDGs

モジュール・データの概要

AiCANプラットフォームのモジュール構成

想定されるアプリケーション

対話システムに基づくリスクシミュレーション

必要な対応のリコメンド

研究開発プロジェクト NEDO 次世代人工知能・ロボット中核技術開発の成果
研究機関 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
主要研究者 髙岡 昂太