人体特性文献データベース|2.関節受動抵抗文献-足関節

人体特性文献データベース

足関節

Edrich-00-01

筆者Edrich, T., Riener, R. and Quintern, J.
タイトルAnalysis of Passive Elastic Joint Moments in Paraplegics
掲載誌IEEE Trans. Biomed. Eng.
巻号・ページ47巻8号 p.1058-1065
2000
関連文献 Edrich-00-02
Edrich-00-03
Riener-99-01
Riener-99-02
Riener-99-03
対象 関節:足関節
回転方向:屈伸(背屈-底屈)
特性:弾性
計測条件 被験者:対麻痺男性3名 対麻痺女性3名
年齢範囲:23-40
計測国:ドイツ
方法:準静的釣り合いによる推定(type 1-1)
定義 Edrich-00-1 右図参照.
膝関節角度の定義はEdrich-00-02を参照のこと.
計測結果の表現方法 関節角度に対する指数関数(単位:Nm)

特徴
  • 対麻痺者の関節受動抵抗.健常者との比較あり.
  • 膝関節角度変位による弾性特性の変化もあわせて計測.
  • 2関節筋などの影響も含めたモデル化.
  • 様々な姿勢のときの弾性特性が生データで提示.

Engin-79-05

筆者Engin, A.E.
タイトルPassive Resistive Torques about Long Bone Axes of Major Human Joints
掲載誌Aviat. Space, Environ, Medic.
巻号・ページ50巻10号 p.1052-1057
1979
関連文献 Engin-79-01
Engin-79-02
Engin-79-03
Engin-79-04
対象 関節:足関節
回転方向:回旋
特性:弾性
計測条件 被験者:男性3名
年齢範囲:-
計測国:アメリカ
方法:準静的釣り合いによる推定(type 1-3)
定義 Engin-79-5 右図参照のこと.
足関節内外転に関しては角度定義が記述されていない.0位も定義されていないが,自然位を0位としているようだ.
計測結果の表現方法 関節角度に対する非線形弾性特性モーメントのグラフ
関数形は示されていない.
特徴
  • 四肢の長骨軸まわりの受動抵抗モーメントの計測についての文献である.
  • 3人の被験者の生データが記載されている.
  • 能動関節可動域と受動抵抗モーメントが比較されている.

Fujita-98-01

筆者Fujita, K. and Sato, H.
タイトルIntrinsic viscoelasticity of ankle joint during standing
掲載誌Proc. Intern. Conf. of the IEEE eng. Med. Biol. Soc.
巻号・ページ20巻5号 p.2343-2345
1998
関連文献
対象 関節:足関節
回転方向:屈伸(背屈-底屈)
特性:粘弾性
計測条件 被験者:10名
年齢範囲:-
計測国:日本
方法:動的釣り合いによる推定(type 2-2)
定義 Fujita-98-1 右図参照のこと.
足関節角度は,足底面と腓骨骨頭と内果を結ぶ線が直角になるときを基準位置として定義される.
計測結果の表現方法 3姿勢に対するそれぞれの粘弾性係数のグラフ
関数形は示されていない.
特徴
  • ロボット工学におけるインピーダンスの推定方法による関節粘弾性特性の同定.
  • 3つの姿勢は座位,立位,片足立位であり,それぞれの有意差の検定が行われている.
  • 目を開いたときと閉じたときの座位と立位についても計測されている.
  • 1名分の関節角度と関節モーメントの生データが記載されている.
  • 被験者の身体データが記載されていない.

HQL-00-04

筆者社団法人人間生活工学研究センター
タイトル平成10年度即効的知的基盤整備委託調査研究
「人間の動作等に係る動的特性の計測評価」(関節特性計測)調査報告書
掲載誌
巻号・ページ
2000
関連文献 HQL-00-01
HQL-00-02
HQL-00-03
HQL-00-05
HQL-00-06
NITE 人間特性DB
NITE 基本動態計測手法
対象 関節:足関節
回転方向:屈伸(底屈-背屈)
特性:弾性
計測条件 被験者:男性104名 女性113名
年齢範囲:20-79
計測国:日本
方法:準静的釣り合いによる推定(type 1-1)
定義 HQL-00-4
右図参照のこと.
計測結果の表現方法
関節角度に対する指数関数
男性右側:

世代別・性別・左右別の関数は本論参照のこと.
特徴
  • HQLとNITEと慶大・山崎研の共同研究.日本人の世代横断型データ集で,他国に類を見ない規模.
  • 計測姿勢により2関節筋の干渉が出ないよう基準姿勢を定めている.
  • 体幹部は扱っていない.また手首の回旋や股関節の内外転なども扱っていない.
  • 世代別(20~49歳と50~79歳)・性別・左右別にそれぞれデータを処理している.

Riener-99-01

筆者Riener, R. and Edrich, T.
タイトルIdentification of passive elastic joint moments in the lower extremities
掲載誌J. Biomech.
巻号・ページ32巻5号 p.539-544
1999
関連文献 Riener-99-02
Riener-99-03
Edrich-00-01
Edrich-00-02
Edrich-00-03
対象 関節:足関節
回転方向:屈伸(背屈-底屈)
特性:弾性
計測条件 被験者:男性10名
年齢範囲:23-29
計測国:ドイツ
方法:準静的釣り合いによる推定(type 1-1)
定義 Riener-99-1 右図参照のこと.
膝関節角度の定義はRiener-99-02を参照のこと.
計測結果の表現方法 関節角度に対する指数関数(単位:Nm)

特徴
  • 膝関節角度変位による弾性特性の変化もあわせて計測.
  • 2関節筋などの影響も含めたモデル化.
  • 生データは1サンプルしかない.

Siegler-84-01

筆者Siegler, S., Moskowitz, G.D. and Freedman W.
タイトルPassive and Active components of the internal moment developed about the ankle joint during human ambulation
掲載誌J. Biomech.
巻号・ページ17巻9号 p.647-652
1984
関連文献
対象 関節:足関節
回転方向:屈伸(背屈-底屈)
特性:弾性
計測条件 被験者:健常者5名 片麻痺者1名
年齢範囲:23-39
計測国:アメリカ
方法:準静的釣り合いによる推定(type 1-1)
定義 Siegler-84-1 右図参照のこと.
厳密には足部と下腿節のなす角ではないことに注意.
計測結果の表現方法 関節角度に対する非線形弾性特性モーメントのグラフ
関数形は示されていない.
特徴
  • 歩行における足関節受動抵抗の働きを調べるために計測されている.
  • 関節の運動方向に応じてヒステリシスが生じている.
  • 被験者のうち一人は片麻痺者であり,そのデータは別に記載している.

Weiss-86-01

筆者Weiss, P.L., Kearney R.E. and Hunter I.W.
タイトルPosition Dependence of Ankle Joint Dynamics-I. Passive Mechanics
掲載誌J. Biomech.
巻号・ページ19巻9号 p.727-735
1986
関連文献
対象 関節:足関節
回転方向:屈伸(背屈-底屈)
特性:粘弾性
計測条件 被験者:6名
年齢範囲:22-32
計測国:カナダ
方法:動的釣り合いによる推定(type 2-2)
定義 Weiss-86 右図参照のこと.
足関節角度は,足底面と腓骨骨頭と内果を結ぶ線が直角になるときを基準位置として定義される.
計測結果の表現方法 関節角度に対する粘弾性係数のグラフ
関数形は示されていない.
特徴
  • ロボット工学におけるインピーダンスの推定方法による関節粘弾性特性(+慣性モーメント)の同定.
  • ひとりの被験者について,10試行の計測を行っている.
  • 弾性については,関節角度に対する非線形弾性特性のグラフも記載されている.

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