AIST/HQL人体寸法・形状データベース2003-ランドマーク一覧

AIST/HQL人体寸法・形状データベース2003

 本データベースで公開するランドマークの定義は以下のとおりです。
 #1~17は皮膚上に一意に決められる点です。#10, #11は男性と女性で異なるランドマークを用いています。また、#4, #5の肩峰点*は、肩峰の外側縁のうち最も外側にある点として定義されている肩峰点ではなく、肩峰の外側縁上で肩部分の前後径の中央の点をとっています。多くの場合、肩峰点*の方が肩峰点よりもやや前方にあります。
 #18~#21は、点のレベルだけが意味を持ちます。そのレベルにおける周長、横径、厚径を測るためにつけたものです。


ランドマーク 英語名称 定義
1 頚椎点Cervicale第7頚椎棘突起の先端
2 右頚側点Side neck point, R右僧帽筋前縁と頚付根線の交点。僧帽筋前縁、肩の稜線、頚から肩への移行線とがいっしょになる所。頚付根部の前後幅の中間よりも少し前にある
3 左頚側点Side neck point, L左僧帽筋前縁と頚付根線の交点。僧帽筋前縁、肩の稜線、頚から肩への移行線とがいっしょになる所。頚付根部の前後幅の中間よりも少し前にある
4 右肩峰点*Acromion, R右肩峰の外側縁上で、肩部分の前後径の中央の点
5 左肩峰点*Acromion, L左肩峰の外側縁上で、肩部分の前後径の中央の点
6 右前腋窩点Anterior axilla point, R右前腋窩裂の上端。腋の下にものさしを当て、その上縁として決定する
7 左前腋窩点Anterior axilla point, L左前腋窩裂の上端。腋の下にものさしを当て、その上縁として決定する
8 右後腋窩点Posterior axilla point, R右後腋窩裂の下端の点。腋の下にものさしを当て、その上縁として決定する
9 左後腋窩点Posterior axilla point, L左後腋窩裂の下端の点。腋の下にものさしを当て、その上縁として決定する
10 右乳頭点/バスト点Thelion, R (male)
Bust point, R (female)
男性は右乳頭点(右乳頭の中央)、女性は右バスト点(右バスト部の最も前方の点)
11 左乳頭点/バスト点Thelion, L(male)
Bust point, L (female)
男性は左乳頭点(左乳頭の中央)、女性は左バスト点(左バスト部の最も前方の点)
12 右腸骨稜点Iliocristale, R腸骨稜の最も右外側の点
13 左腸骨稜点Iliocristale, L腸骨稜の最も左外側の点
14 腹部前突点The most anterior point of the abdomenウエストラインより下方、前正中線上で、腹部が最も前方に突出した点
15 右殿突点Rearmost point of the buttock, R右殿部が最も後方に突出した点
16 右外果最突点Supratarsale fibulare, R右外果が最も外側に突出した点
17 左外果最突点Supratarsale fibulare, L左外果が最も外側に突出した点
18 寛上最小囲レベルWaist lebel (midpoint of the lower margin of the 10th rib and the upper margin of the iliac crest)肋骨下縁と腸骨稜上縁の中央のレベル。右腹部にマークをつける
19 股下のレベルCrotch levelアントロポメータの可動尺を、右大腿内側にそわせて股の間に差し込み、持ち上げたとき、止まるレベル。左大腿前面につける
20 右大腿最大囲レベルLevel of the maximum thigh circumference, R殿溝より下方で、右大腿水平周長が最大になるレベル。マークを右大腿前面につける
21 右下腿最大囲レベルLevel of the maximum calf circumference, R右下腿水平周長が最大になるレベル。マークを右下腿前面につける
図1.ランドマーク(正面)
図2.ランドマーク(背面)

公開:2009/03/02

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