AIST人体寸法データベース1997-98

AIST人体寸法データベース 1997-98

はじめに

 生命工学工業技術研究所(現:産業技術総合研究所)と製品評価技術センター(現:製品評価基盤技術機構)は、1994年から1999年にかけて「くらしとJISセンター」において、福祉機器の安全試験のための人体テストダミーの開発を共同で行ってきました。この研究で日本人の人体寸法や質量、重心位置などのデータとして、独自に青年男女約200名、高齢者男女100名の体型計測を実施しました。


 この人体寸法データはあくまでもテストダミーの設計のために計測したものなので、計測項目数はあまり多くありません。そのかわり、平均値や標準偏差などの統計値だけでなく、318名の被験者個別データを全て公開することといたしました。したがって、目的に応じたグルーピングで平均値を計算したり、項目間の相関分析を行うなど、多様な利用が考えられます。


 データ整理が完了した人体寸法データを、2000年2月からCD-ROMとして希望者に無償提供し、2005年2月までに1800件を超える申込みがありました(CDメディアでの提供は終了しています)。2005年3月よりオンラインでの提供を開始しました。

目次


1. 調査の概要

 より詳しい調査の説明はこちらから閲覧できます(PDF・約280KB)。

1.1. 計測時期

 1997年5月6日~1998年4月28日

1.2. 被験者

 青年群被験者は、東京都所在のある専門学校の日本人学生を無作為に抽出しました。

 60歳以上群の被験者は、茨城県つくば市の周辺に在住の日本人です。健康で、計測時年齢が60歳以上の男女であり、計測時に基準姿勢である自然立位を維持できる者としました。


年齢性別N平均年齢
19-29歳男性11020.5
女性10720.2
60歳以上男性5168.6
女性5066.9

1.3. 計測項目

 全58項目中、属性に関する項目が9項目、人体寸法に関する項目が49項目あります。49項目中9項目がISO-7250に従いました。49項目中9項目は、両足均等荷重立位においてスクライバーを用いて採取した右足輪郭形状から作図をし、ものさしまたは分度器により計測しました。

 大部分の項目は以下の文献にしたがって計測しました:生命工学工業技術研究所編、1994:設計のための人体寸法計測法、日本出版サービス。

 計測項目の一覧は、2.1.の項目からリンクしているページを参照してください。

1.4. 計測した側

 左右ある項目は、右側を計測しました。

1.5. 計測単位

 体重はkg、寸法はmm、角度は度です。

1.6. 計測者

 すべての被験者を同一の女性計測者が計測しました。計測開始前に約1年間の訓練期間を設け、専門家の指導の下に計測点の見つけ方と計測法を修得しました。実際の計測開始前に、約40名の被験者について予備実験を行い、実地訓練を行いました。

1.7. 個人情報の取り扱い

 今回公開するデータベースの特徴は、集団全体の統計データではなく、計測にご協力いただいた被験者の方々の個別データを公開するところにあります。個別データの公開に際し、個人情報の扱いには、以下のように配慮いたしました。

  • 氏名、住所など、個人が特定できるものは公開しません。
  • 上記の個人情報は、計測を行った通商産業省 工業技術院 生命工学工業技術研究所(現 産業技術総合研究所 人間情報研究部門)が責任を持って管理し、一切、外部には出しません。
  • 計測にご協力いただいた被験者の方々には、あらかじめ「個人が特定できないかたちで、計測データを公開する」旨を説明し、同意いただいております。

2. 計測した寸法項目と統計量の閲覧

 下記表内のリンクからは、寸法項目の一覧やその定義、データベースの個別データから計算済みの統計量を閲覧・ダウンロードすることができます。統計量には、各寸法項目についての、被験者数、平均値、標準偏差、最小値、最大値、5パーセンタイル値、50パーセンタイル値、95パーセンタイル値がまとめられています。

 ご使用の際には、各項目の「計測定義」が使用目的にあったものかどうかをよくご確認ください。計測項目は、資料によっては名前が同じでも定義が異なるもの、定義が同じでも名前が異なるものがあり、項目名称だけから定義を推定して他資料と比較すると、全く違うものを比較することになる場合があります。Excelファイル版には寸法定義一覧のシートが付属しています。PDF版は、項目・定義リストをご確認ください。


Web閲覧
閲覧する
PDF-項目・定義リスト
ダウンロード(0.6MB)
PDF-統計量
ダウンロード(0.1MB)
Excelファイル
ダウンロード(2.2MB)
寸法項目の名称一覧
寸法項目の図(簡易)
寸法項目の図(詳細)
寸法項目の定義・計測器具一覧
統計量(青年/高齢、男女別)

統計量のご使用にあたって

 このページからリンクしている統計量のデータのご使用にあたっては使用申請、同意書の提出などは必要ありません。

 データの出典につきましては、論文発表等には下記のように引用してください。

  • (日本語)河内まき子,持丸正明,岩澤洋,三谷誠二(2000):日本人人体寸法データベース1997-98,通商産業省工業技術院くらしとJISセンター
  • (English)Makiko Kouchi, Masaaki Mochimaru, Hiromu Iwasawa, and Seiji Mitani, 2000: Anthropometric database for Japanese Population1997-98, Japanese Industrial Standards Center (AIST, MITI)

 工業製品のパッケージやメディア掲載など上の表記では長すぎるという場合は、下記いずれかのクレジット表記をご使用ください。

  1. 産業技術総合研究所 AIST人体寸法データベース1997-98
  2. 産総研 AIST人体寸法データベース1997-98

3. データの入手

 統計量ではなく計測された全個別データ(被験者ひとりひとりの全寸法項目の生データ)を使用されたい方のために、異常データを削除した個別データと統計量のExcelファイルおよびタブ区切りテキストファイル、寸法項目や計測方法を記したマニュアルをまとめたパッケージを提供しています。提供は無料です。

 入手を希望される方は下記のとおりご記載のうえ、公開データ担当メールアドレスまでご連絡ください。折り返し、提供にあたってご提出をお願いしているアンケートおよび使用同意書フォームをお送りいたします。


公開データベースの提供希望、使用にあたってよくご質問・お問い合せいただく事項をまとめました。

 ご不明な点がある場合は、まずこちらをご一読ください。

 上記で解決しない場合、また具体的な事例のご相談などのお問い合わせ全般は下記公開データ担当メールアドレスにてお受けしております。


データベース提供希望の場合は下記をもれなくご記載ください。
  • お名前
  • ご所属(法人名・部署名 もしくは大学名・学部名 など)
  • 連絡先メールアドレス
  • 該当データベースの名称(本データベースの場合は「AIST人体寸法データベース1997-98」)
  • 使用目的(差支えない範囲で結構です)

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
AIST人体寸法・形状データベース 公開データ担当

dhrc-liaison-ml@aist.go.jp

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