セミナー情報
【第21回AIセミナー】「創薬研究へのAIの活かし方 ~今AI創薬に求められるデータとキュレーション~」
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創薬・ライフサイエンスの研究分野の多様かつ膨大なデータを目的に応じて活用可能にする技術やデータベースについて議論します。創薬・ライフサイエンスの分野では、化合物からタンパク質の活性、表現型、(Q)SARに至るまで多様かつ膨大なデータベースが開発され、日々アップデートが行われています。こういった膨大なデータの効率的な処理による情報抽出とデータの質を担保するキュレーションの自動化が喫緊の課題となっています。また今後の創薬・ライフサイエンスデータの一層の蓄積を考えると、データを最大限に活かすために、人工知能の活用に大きな期待が寄せられています。本セミナーでは、創薬研究の核の一つである化合物とタンパク質の相互作用予測に向けた研究や創薬・ライフサイエンス研究の基盤をなすデータベース開発の第一線でご活躍の先生をお招きし、創薬支援に向けた最新の研究やデータベースのキュレーション技術等ついてご講演いただきます。
名称 | 【第21回AIセミナー】「創薬研究へのAIの活かし方 ~今AI創薬に求められるデータとキュレーション~」 |
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日時 | 2018年2月23日(金) 13:30-17:00 |
受付時間 | 12:50 - 17:00 |
場所 | 東京都江東区青海二丁目5番10号 テレコムセンタービル東棟14階 |
URL | https://mono.jpn.com/telecom-center-access/ |
定員 | 200名 |
参加登録 | https://airc.doorkeeper.jp/events/69971 |
参加費用 | 無料 |
主催 | 産業技術総合研究所人工知能研究センター |
連絡先 | 人工知能セミナー窓口 |
セミナー詳細 | 本セミナーは、国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)による委託事業「次世代人工知能・ ロボット中核技術開発(次世代人工知能分野)」による活動となります。 |
注意事項 ・他の方に参加の機会をお譲りするためにも、参加ができないと分かった場合は早めのキャンセルをお願いします。・本名でのご登録をお願いします。 ・産総研は、お送りいただいた情報をセミナー運営以外の目的には使用しません。 ・懇親会の予定はありません。 |

プログラム
13:30-13:35 | 「開会のご挨拶」 富井 健太郎(産業技術総合研究所 人工知能研究センター 研究チーム長) |
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13:35-14:15 | 「医薬候補化合物自動探索装置:自動設計と自動合成の融合による医薬品探索の自動化」 石原 司(産業技術総合研究所 主任研究員) |
概要 ・目標像‥365 日24 時間稼動し、高活性化合物を自律的に探索する ・試験稼働結果‥臨床試験化合物に匹敵する化合物を自動で創出した 本発表では、自動設計装置と自動合成装置にて構成される自動探索装置の概要、および、その試験稼働にて設計および合成した化合物の生理活性を紹介する。 |
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略歴
1993年 アステラス製薬株式会社(前、山之内製薬株式会社)入社2015年 産業技術総合研究所 生命工学領域 客員研究員 併任 2017年 産業技術総合研究所 入所 現在、生命工学領域 主任研究員 |
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14:15-14:55 | 「圧縮情報処理と大規模バイオデータ処理への応用」 田部井 靖生 先生(理化学研究所 革新知能統合研究センター 圧縮情報処理ユニット ユニットリーダー) |
概要 |
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略歴
2009年9月 東京大学大学院新領域創成科学研究科情報生命科学専攻 修了2009年10月 日本学術振興会特別研究員(PD) 2010年4月 科学技術振興機構ERATO湊離散構造処理系プロジェクト 研究員 2013年10月 科学技術振興機構 さきがけ研究者 2017年4月 理化学研究所革新知能統合研究センターユニットリーダー |
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14:55-15:10 | 休憩 |
15:10-15:50 | 「薬物動態予測システムの構築のための人工知能を用いた取り組み」 江崎 剛史 先生(医薬基盤・健康・栄養研究所 バイオインフォマティクスプロジェクト 特任研究員) |
概要 本発表では、既に稼働しているデータベースと各種薬物動態パラメータの予測システムの現状について紹介するとともに、研究遂行において生じた課題と自動化への取り組み、そして今後の展望について述べる。 |
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略歴
2010年岡山大学大学院修士課程修了、2016年大阪大学大学院博士課程修了(博士(理学))、2012年から理化学研究所 生命システム研究センターで勤務後、2016年より医薬基盤・健康・栄養研究所で創薬支援システムの構築に従事、現在に至る。 |
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15:50-16:30 | 「データベースから高精度の構造を得るためには」 前田 美紀 先生(農業・食品産業技術総合研究機構 上級研究員) |
概要 |
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16:30-17:00 | パネルディスカッション モデレーター: 水口 賢司 先生 (医薬基盤・健康・栄養研究所 バイオインフォマティクスプロジェクト プロジェクトリーダー) |