日本小児科学会賞の受賞報告
このたび、元客員研究員であり、生活行動モデリング研究チームとともに、子どもの傷害予防に先駆的に取り組んで来られた小児科医の山中龍宏先生が、4月19日に日本小児科学会賞を受賞しました。
今回の受賞では、山中先生が長年にわたり取り組んできた「子どもの傷害予防のための科学的根拠に基づく研究および啓発活動」が高く評価されました。子どもの傷害予防が、まだ医学・医療の重要な課題として十分に認識されていなかった1980年代から、この分野にいち早く着目し、先駆的に研究を進めてきました。
安全知識循環の概念の提唱、傷害データのサーベイランスシステムの開発、傷害データに基づく各種安全基準の策定、製品安全の推進、啓発プログラムの開発など、その活動は子どもの傷害予防に関わる非常に幅広い領域に及んでいます。また、傷害予防制御学という新たな研究領域を切り拓くとともに、傷害予防を社会全体で進めていくための基盤づくりにも大きく貢献してきました。
山中先生が長年にわたり築いてこられたこうした歩みと、その社会的意義の大きさにあらためて深い敬意を表するとともに、今回の受賞を心よりお祝い申し上げます。

