人間中心AIライフテックコンソーシアム(HAIL)では,本コンソーシアムの趣旨にご賛同いただける機関の皆様のご参加を広く募集しています.
本コンソーシアムは,見守りAIセンサを中心とするライフテックの信頼性確立に向けて,産学官の多様なステークホルダーが連携し,技術的および社会的な課題に取り組む共創の場です.多様な立場からの知見を持ち寄ることで,実効性の高い評価手法および運用指針の構築を目指します.
想定参加対象
本コンソーシアムでは,以下のような機関の参加を想定しています.
- AI・センサ・カメラ等の関連メーカ
- 介護・医療・福祉事業者
- 自治体・公的機関
- 大学・研究機関
- 業界団体・市民団体 等
参加メリット
本コンソーシアムへの参加により,以下のようなメリットが期待されます.
技術動向および課題の把握
見守りAIセンサの技術動向や導入状況を俯瞰的に把握し,技術的・社会的課題を体系的に理解することができます.
データおよび実証環境の活用
リビングラボおよびデータ基盤を活用し,見守りAIセンサの評価・開発を高度化することが可能です.
また,評価手法やデータ利用ルールの設計にも関与することができます.
ルール形成への参画
評価手法や運用指針の策定に参画し,将来的なガイドライン整備や標準化に向けた議論に関与することができます.
ネットワークの構築
企業,介護・医療事業者,研究機関,自治体等との連携機会を通じて,産学官連携による新たな研究開発や社会実装の展開が期待されます.
参加費
- 2026年度:無料(産総研におけるAI Safety関連事業の予算により運営)
- 2027年度以降:事業の継続状況および活動内容を踏まえ,別途ご案内予定
参加方法
本コンソーシアムへの参加をご希望の方は,以下の手順に従ってお申し込みください.
1. 会則の確認
下記リンクよりコンソーシアムの会則をご確認ください
2. 入会申込書のダウンロード
下記リンクより入会申込書をダウンロードし,必要事項をご記入ください.
3. 申込書の送付
ご記入いただいた入会申込書を,下記メールアドレスまで電子メールにてお送りください.
M-hail-secretariat-ml@aist.go.jp
4. 事務局による確認
申込内容を確認の上,事務局よりご連絡いたします.
Q&A
Q1: このコンソーシアムの主たるスコープは,見守りAIセンサ (カメラ) ですか?
A1: はい,カメラを用いた見守りAIセンサを主たる対象としています.カメラは取得できる情報量が多く,今後の見守り技術の中核になると考えているためです.
Q2: 既存の技術や課題をリストアップした上で,技術的・社会的な合意の形成に向けてワーキンググループで深掘りするという理解で問題ありませんか?
A2: はい,問題ありません.まずコンソーシアム全体として,既存の見守りカメラの種類,運用,課題を整理します.日本国内だけでなく,世界的な動向も調査対象とします.その上で,見守りセンサの精度・安全性の検証方法については技術ワーキンググループで,プライバシーに配慮した見守りセンサの運用方法については受容性ワーキンググループで深掘りし,具体的な指針として整理していく予定です.
Q3: 標準化を行うこともコンソーシアムの一つの出口になっているのですか?
A3: はい,標準化も重要な出口の一つと考えています.ただし,いきなり国際標準を目指すのではなく,まずはコンソーシアムとして評価方法や運用に関するガイドラインを整備します.その上で,これらの成果を国際標準化活動につなげていくことを視野に入れています.
Q4: ガイドラインの整備や標準化に向けたマイルストーンはありますか?
A4: AIの安全性確保は喫緊の課題です.そのため,初期の数年間で現状整理と評価・運用指針の整備を行い,コンソーシアムとしての成果をホワイトペーパー等で発信します.これらを基に,ガイドライン整備や標準化活動へと段階的に展開していくことを想定しています.
Q5: 初年度の活動は勉強会で終わるのですか?それとも,初年度から成果をホワイトペーパーとして発信するのですか?
A5: 初年度は,見守りAIセンサの現状調査,ケアテックおよび標準化動向に関する講演会,そしてワーキンググループの具体的な活動内容の設計を行います.その成果として,現状調査の結果をホワイトペーパーとして発信します.二年目以降は,ワーキンググループの活動を本格化させ,評価手法や運用指針の成果を継続的に発信していく予定です.
Q6: コンソーシアムの目標を達成するには,メーカや介護事業者からのフィードバックが大事だと思います.どの程度のメーカや事業者の参加を想定しているのですか?
A6: 具体的な数値目標は設定していませんが,見守りAIセンサに関わるメーカ,介護事業者,アカデミアなど,幅広いステークホルダの参加を想定しています.特に,多様な現場や製品の視点を反映することが,実効性のある指針の策定に不可欠であると考えています.
Q7: バーチャルリビングラボで生成したデータセットは一般に公開されているのですか?
A7: 現時点では一般公開していません.コンソーシアム参加者は,公開前のデータセットにアクセスできるだけでなく,その利用ルールや評価方法の設計にも関与することができます.これは,本コンソーシアムに参加する大きなメリットの一つと考えています.
Q8: AIセイフティー予算によるコンソーシアムの運営は,2026年度の1年限りなのですか?
A8: 2026年度はAIセイフティー予算により運営します.2027年度以降については,現時点で予算の継続が確定していません.予算が継続する場合には同様の運営形態を維持し,そうでない場合には,会費制への移行も含めて持続的な運営体制を構築する予定です.
Q9: このコンソーシアムは,産総研だけが運営するのですか?それとも,産学官連携や運営会社による運営を考えているのですか?
A9: 産学官連携による運営を想定しています.コンソーシアム全体は幹事が,ワーキンググループは主査が中心となって運営します.会員は幹事や主査として運営に関与することが可能であり,メーカ,介護事業者,アカデミアが連携して議論を進める枠組みとなります.
Q10: このコンソーシアムがアウトプットする技術標準が,厚生労働省の介護テクノロジー導入支援事業の要件となることを想定しているのですか?
A10: 現時点で特定の制度への直接的な要件化を前提としている訳ではありませんが,本コンソーシアムでは,見守りAIセンサの性能・安全性評価およびプライバシーに配慮した運用方法に関するガイドライン整備を目指しています.これらの成果は,将来的に介護テクノロジー導入支援や制度設計において,客観的な評価基準や運用指針として活用されることを想定しています.
Q11: 興味を持ちそうなメーカや事業者にこのコンソーシアムの取り組みを紹介しても良いですか?
A11: 本コンソーシアムでは,幅広いステークホルダの参加を想定しています.見守りAIセンサに関心を持つメーカや事業者の方々にご紹介いただけると幸いです.
Q12: 類似したコンソーシアムとの違いは何ですか?また,メーカがこのコンソーシアムに参画するメリットは何ですか?
A12: 本コンソーシアムでは,個別製品の評価ではなく,見守りAIセンサの性能・安全性の評価方法および,現場での運用ルールを整備することを目的としています.そのため,データセットやリビングラボといった研究リソースにアクセスできることに加え,それらの活用方法や評価基準の策定に関与できる点が特徴です.これにより,統一的な基準のもとで自社製品を評価できるようになることが,メーカにとってのメリットと考えています.
