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 ・情報サービスへのR&D投資は全産業の生産額をケース1の場合3.2%増加させ、ケース2の場合には2.9%、ケース3の場合には0.1%増加させる。そして、その効果は他の産業分野に投資するよりも大きい。 

 ・ケース1では、情報サービスに次いで輸送機械が0.9%、農林水産が0.7%、金属一次と建設で0.4%、電気機械で0.1%となっている。ケース2もほぼケース1と同様であり、全般的に効果がやや小さくなっている。ケース3では効果はわずかなものとなっている。 

  
  
6.4 国のR&D投資による各当該産業分野生産額の増加規模 
  
 次にR&D投資による効果の額を自産業分野の生産(市場)の拡大の規模について見てみよう。 
 ・ケース1の場合、情報サービスにおいては16兆2090億円と対象分野の中で一番大きな市場拡大がみられる。輸送機械では4兆8730億円、建設で7660億円、電気機械では3180億円、金属一次では3160億円、農林水産では3180億円となっている。ケース2の場合も同様である。ケース3の場合はR&D投資額が小さいために全般的に効果が小さい。 

  
  
6.5 国のR&D投資による全産業生産額の増加規模 
  
 次にR&D投資による効果の額を全産業の生産(市場)の拡大の規模について見てみよう。 
  
 ・ケース1の場合、情報サービスにおいては27兆3350億円の市場拡大がみられる。輸送機械では7兆8730億円、建設で3兆980億円、電気機械では5610億円、金属一次では3兆1910億円、農林水産では6兆720億円となっている。ケース2の場合も同様である。 

 ・ケース3の場合はR&D投資額が小さいために全般的に効果が小さく、情報サービスにおいては4520億円の市場拡大がみられる。輸送機械では890億円、建設で490億円、電気機械では60億円、金属一次でも400億円、であり農林水産では相対的に大きな効果額となって5630億円となっている。これは、農林水産のR&D投資が他の産業分野においてのR&D投資と比べると、1994年比77.3%増と相対的にかなり大きくなっていることによっている。従って、他の産業分野に投資した場合に比べて、価格低下の効果は相対的に大きく、需要の価格弾力性が小さくても、効果が大きくなっている。 

  
  
6.6 国のR&D投資に対する増加した各産業分野生産額の比率 
  
 次にR&D投資による自産業分野の生産(市場)の拡大効果を、設定したR&D投資額で除して、乗数を見てみると、次のような点が指摘できる。


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