|

6.2 国のR&D投資による各当該産業分野生産額増加率
このようなR&D投資額を積みましたことによって、各産業分野のR&Dストックが増加し、総要素生産性が上昇し、価格低下が起こり、市場が拡大する。市場の拡大は自産業分野のみならず、産業連関の生産波及のプロセスによって、他のすべての産業の需要増加につながる。ここではこの自産業部門と全産業の2通りの生産額の増加を見ることとする。
始めに自産業分野への需要の増加をみると、以下のような特徴が見られる。
・ケース1からケース3を通して、いずれも情報サービス分野へR&D投資を配分した方が、他の産業分野へのR&D投資よりも効果の率(対1990年実績生産額)は大きい。ついで、輸送機械、農林水産、建設、金属一次、電気機械、化学という順になっている。
6.3 国のR&D投資による全産業生産額増加率
次に全産業の生産額に波及する需要をすべて含んだものを見ると、以下のような特徴が見られる。
9
|