第1章 各企業のM&A戦略
    M&A Strategies of Individual Companies


Table of Contents


Cisco

Cisco: Business Strategy Change
1993年にCiscoのトップ・マネジメントは、ネットワーク事業での新規市場マトリックスを作成し、そのマトリックス上でリーダーとなるべき市場セグメントを特定した。自社内には半年以内にその市場セグメントでリーダーになる為の資源が無いと判断した時には、ベンチャー企業の買収を選択した。これがCiscoの買収による急成長の始まりで、1997年12月迄に20企業を買収している。

Cisco: Growth
この戦略によってCiscoは突出した成長と利益を実現した。

Cisco: Business Strategy
Ciscoの現在の事業ビジョンは、End-to-endのネットワーク・ソリューション・プロバイダーになることである。

Cisco: Market Share
基本的には事業哲学と組み合わさり、Ciscoはネットワーク業界において完全にリーダーとなった。

Cisco: M&A Activity
CiscoのM&Aは優れた技術を持つスタート・アップ企業で、短期的に統合が可能な企業をターゲットとしている。

Cisco: Key Products
Ciscoの事業領域はOne-stop-shop戦略を実現する為に1993年にはRouterだけであったものから、LAN, WAN, Internet, Network Management, Internetwork Operating Systemへと、現在ではネットワーク事業広域をカバーしている。

Cisco: M&A Strategy
Ciscoの過去4年の買収実績は、その事業戦略とM&A戦略が完全に直結していることを示している。

Cisco: Reasons for M&A Strategy
CiscoがM&A戦略を選択したのは、新規市場のリーダーとなるには製品市場導入を急ぐ必要があった事、また広い技術、製品全てを自社ではまかなえなかった事が理由にある。新しい技術、製品、人材を獲得する為に、Ciscoの高い株価をうまく利用しストック交換で買収していった。買収が成功することにより益々株価が高くなり、次の買収への条件が整っていった。

Cisco: A Major Driver
Ciscoは株式の交換で企業を買収している。これが可能となっているのは、Ciscoの株価が上昇し続けているからである。

Cisco: Case Study - Granite Systems
典型的だが、しばしばその成否については議論とっているCiscoの買収例として、Granite Systemsがある。Granite SystemsはGigabit Ethernet技術を持ったスタート・アップ企業であった。

Cisco: Case StudyムGranite Systems
買収契約成立後、Granite SystemsはCiscoのWorkgroup Business Unitへ組み入れられた。

Cisco: Case Study - Granite Systems
この買収例の相方の動機は、他のケースにも当てはまる一般的なものである。Ciscoにとっては技術、製品と人材の獲得であり、Granite SystemsにとってはCiscoの販売力、マーケティング力、製造能力とキャピタル・ゲインの獲得である。


IBM

IBM: Business Strategy
IBMは、システム事業のコンサルティングからメンテナンスまでの全てのバリューチェーンを顧客に提供できる。

IBM: Business Strategy
IBMは事業拡大エリアとしてサービス、E-commerce、ネットワーク関連等にフォーカスしている。

IBM: Growth
Lou GerstnerがCEOに就任してから、収益は年率5パーセント以上の成長をしている。

IBM: Business Strategy ad M&A Activity
IBMの強さは、顧客にトータル・ソリューションを提供できる製品、サービス、スキルの巾と深さにある。IBMは技術、製品、スキルと人材を補完する為に企業買収を実施している。

IBM: M&A Strategy
IBMのM&A戦略は、その事業内容の多様性と成長重点領域を反映している。これらの買収が可能になっているのは、営業収入から得られる十分なキャッシュフローがある為である。Ciscoのケースと異なりIBMはキャッシュで買収している。

IBM: Case Study - Lotus
IBMとLotusは事業拡大の為には、双方共に合併によるシナジー効果を必要としていた。

IBM: Case Study - Lotus
Lotusにとって、そのIBMからの独立性とオープン・プラットフォーム戦略を維持することは重要であった。

IBM: Case Study - Tivoli Systems
1996年3月に、IBMはTivoli Systemsを買収した。IBM本体へ吸収される代わりに、Tivoli SystemsのCEO, Frank MossはIBMのシステム・マネジメント部門の経営を任された。そうすることによってIBMは技術だけでなく、起業家精神も獲得することが出来た。

IBM: Case Study - Tivoli Systems
IBMはTivoliの先端の製品と起業家精神を獲得した。TivoliはIBMのホスト系の技術、グローバル販売力、サービス/サポート力を獲得した。2社の文化、製品とオペレーションがうまく融合された。

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