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5.3 価格低下に伴う市場の拡大の見通し
なお、ここでの分析のために産業連関分析の枠組みを用いることとする。その分析枠組みのもとで、増加した最終需要と中間投入係数の効果を織り込んだ各産業の生産額(市場)は次の式で求められる(詳細は5の補論2参照)。なお、5.2で推定した中間投入の価格弾性値で対応する投入係数を各行ごとに変化させ、他方同じく5.2で推定した国内最終需要の価格弾性値で各産業に対する需要を変化させた。ただし、符合条件が合わないもの(弾性値がプラスのもの)については弾性値が0として計算した。
X=(I−A)−1・F
ここで Xは各産業の生産額ベクトル
(I−A)−1はレオンティエフ逆行列
FはFiを要素とする最終需要ベクトル
価格体系が変化した結果を受けて、国内最終需要の構成が、価格の下がった財の方にシフトし、また、投入係数も価格の下がった財の方にシフトすることになり、その結果、各産業の需要が増加することになる。このようにして求められた数値が以下にまとめられている。
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