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 このように、情報サービス分野に国のR&D投資を振り向けることは、他の分野に振り向けるよりも市場拡大効果が大きい。その理由は、①情報サービス分野においてはR&Dストックの蓄積がまだ少なく、これからであること、従って 
1兆4822億円という大きな金額は相対的に大きな影響をもたらすということであり、また、②この分野では価格弾性値が大きいことから、価格が下がれば需要が大幅に拡大する可能性があることによっている。すなわち、この分野の市場がまだこれから拡大する分野であるということであると考えられる。 

  
 なお、以上の分野では、R&D投資額の供給面への効果を通して中・長期的に市場が拡大する効果をみてきた。その結果からは情報サービス分野へのR&D投資は効果が相対的に大きいことがみられた。しかし短期的な支出面からの需要拡大効果については、今回分析対象からはずしているので明確には言えないが、建設や機械系産業分野への支出は、その産業連関の生産波及力が大きいために、即効性があるものとみられる。従って、情報サービス分野へのR&D投資は、むしろ中・長期的に経済の供給力という面から効果を持つとみられる。 


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