人工知能技術コンソーシアム

お知らせ人工知能技術コンソーシアム

AITeCケーススタディのOECD HPへの掲載

        

AITeCケーススタディが、OECDのSTIP Compassに掲載されましたのでご連絡いたします。


日本を含め13のケーススタディを実施しておりダウンロードできるようになっております。

OECD STIP Compass

【概要】

 AIテクノロジーコンソーシアム(AITeC)は201551日に設立され、20235月で8年目を迎えます。2019年の総予算は24,000,000/年。AITeCの活動のテーマは、デジタルイノベーションとAIへの共創の貢献です。テクノロジーとデータ共有を提供することによってこのビジョンを達成することを目指しています。様々な業種を超えて利害関係者で継続的に共創を発展させるためのプラットフォームにより、ビッグデータとAIテクノロジーを活用して、共創的に価値を生み出すとともに、社会実装を実現するためにさまざまなユースケースを積み重ねます。AIで予測することにより技術、社会の不確実性を減らし、利益を改善することができ、データの増加によりAIシステムの予測パフォーマンスを向上させることができます。そして、実世界の大きなより多くの人々がAIテクノロジーでサービスを使用するにつれて、データは増加します。AITeCの目標は、共同創造的に価値を創造するための概念実証(POC)アプローチを促進することです。いくつかPOCが実証されています。たとえば、確率的モデリングテクノロジー、AI自動販売機、AIデジタルサイネージのデモンストレーション、地域のユーザー分析とサポート、観光そしてヘルスケア。このような目的で、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST)は、このコンソーシアムを開始しました。 20203月末現在、民間企業、大学、研究部門、NPO、自治団体など211社が参加しています。AITeC参加の重要な動機付けは、POCのために協力し、価値を創造するためのスキル、知識、経験を共有するパートナーとのマッチングです。

 定期総会はは毎年1回開催され、ワー​​キンググループの定例会はより頻繁に開催されます。全体定例会、ワークショップ、セミナー(会員限定、一般公開)も開催されます。会議やイベントや実証実験の資料はAITeC メンバーがアクセスできます。年度末に、運営委員会は「実現可能性」「収益性」「ユーザーの視点」「社会への貢献」の4つの視点に基づいてプロジェクトを評価します。賞の受賞者は運営委員会によって選ばれ、審査結果は公表されます。このコンソーシアムの主要な成功要因は、POC サイクルを短期間で実施することです。すなわち、メンバー間の潜在的なコラボレーションを求め、行動計画を策定し、デモンストレーションプロジェクトの立ち上げ、研究システムの確立、POCの実施、そのフィードバック。成功の秘訣は、共創メンバーを受け入れることが重要です。

OECDSTIP CompassSTIP Compass
STIP Compassとは各国の科学技術イノベーション政策の定量的および定性的なまとめた、欧州委員会とOECDによるイニシアチブ。使用法として①Interactive Dashboardと②Policy Explorerがあり、前者は国、政策テーマ、政策手法、政策の対象を表示することが可能。後者は、検索エンジンでキーワードを入れるとデータを探すことが出来る。
https://stip.oecd.org/stip.html (OECD STI Compassホームページ)