ICOT TODAY Issue #7

July 7,1994



[目次]





[はじめに]

猛暑と呼ぶに相応しい連日の暑さも一段落、今日 (7/7) は恵みの雨といった ところでしょうか。それにしても、今まであれだけお天気だったのに、よりに よって七夕の日に梅雨に戻らなくても... と思います。今年はせっかく織姫と 彦星が天の川を渡って会えると思ったのですが...。

とはいっても、一斉に灯火管制 ? でも敷かない限り、東京で星を見るのは難 しいですね。東京どころか、今の日本は世界で最も明るい国と言われているよ うで、人工衛星から夜の地球の写真を撮ると、日本列島だけが見事にくっきり 浮かんで見えるほどだそうです。

すぐれないお天気とネオンの明るさで、七夕伝説を目の当たりにすることにフェ イルした方は、梅雨もすっかり明けた 8月上旬の、流星群観察に賭けてみては 如何でしょうか ?!

肉眼で見ることが出来る夜空の大イベント「ペルセウス座流星群」が、昨年に 続いて今年もやってきます。8月12日の夜 9時頃から明け方にかけて(明け方 に近いほどたくさん見られるとのこと)、運が良ければ 1時間に 80〜100ヶの 流れ星が四方八方に夜空を飛ぶそうです。でも、これも、お天気と観測場所に よるのは同じですね。 皆さん、この日はおうちの電気を消しましょう ! (これで、日本中で 600軒 (ICOT Today送付先は 600件強 )くらいの灯りが  消えて少しは見やすくなるかな ? :-))

さて、ICOTの大イベントといえば、現在、「国際シンポジウム」開催の計画が 進んでいることを、皆様にお伝えしておきたいと思います。ICOTでは、第五世 代コンピュータ・プロジェクトの後を受けて実施している後継プロジェクト 2 年間の研究開発成果を皆様に発表するために、今年の 12月13日〜16日の 4日 間、「第五世代コンピュータ国際シンポジウム 1994」を開催することと致し ました。

最初の 2日間は後継プロジェクトにおける ICOTの研究成果発表を行い、あと の 2日間は、個々の研究テーマごとにワークショップを行う予定です。後継プ ロジェクトの成果発表の場であるだけでなく、ICOT 13年間のしめくくりでも あるこのシンポジウムに、たくさんの皆様がご参加下さることを、関係者一同 願っております。詳細は、次号の ICOT Todayおよび別途皆様にお届けする参 加案内のダイレクト・メールにてお知らせする予定ですので、もうしばらくお 待ち下さい。

浪越徳子

それでは、ICOT Today 第 7号、最近の ICOT関連ニュースの Headlineからお 伝えします。


[ICOT TODAY HEADLINE]

1. KLIC講習会 東北に出張 !

3月に行われた北陸先端科学技術大学院大学での講習会に続き、6月6日、7日の 2日間、今度は東北大学で KLIC講習会を開催致しました。今回の参加者は43名 で、うち 38名が大学院生、5名が学部生でした。事務局として KLIC講師部隊 に同行した ICOT調査国際部の兼子課長に、ひとこと感想など、語っていただ きました。

今回の東北大学での KLIC講習会は、同大学の伊藤貴康先生や伊藤研究室の川 本さんを始め大学院生等の皆様のご協力をいただきまして、無事開催すること ができました。この場をお借りして、あらためてお礼を申し上げます。ありが とうございました。

さて、KLIC講習会の開催されました東北大学は、さとう宗幸の『青葉城恋唄』 でもおなじみの緑豊かな杜の都、仙台市内から広瀬川を渡り、小高い丘陵の上 にあります。ちょうどこの KLIC講習会が開催されました時期は、緑が非常に うつくしく、さわやかな気候で、さぞ講習にも身が入ったことと思います。次 の開催地としては、名古屋大学が予定されています。皆さん、奮ってご参加下 さい。 ICOT 調査国際部 兼子利夫(記事なし)

2. 平成 6年度タスクグループ始動

ICOTでは、FGCSプロジェクトにおいてはワーキング・グループ (WG)、後継プ ロジェクトではタスク・グループ (TG) を組織して、大学や研究所の若手研究 者と ICOT研究者との、研究交流と共同作業の場を提供してきました。平成 6 年度も以下の 7グループが組織され、それぞれ活動を始めました。

PSPS: 並列記号処理システム全般に関する TG
PIME: 並列推論マシン評価に関する TG
KLIC: ポータブルKL1処理系に関する TG
PTP: 並列定理証明 TG
LERS: 法的推論 TG
PROS: タンパク質立体構造予測 TG
HKB: 異種知識ベース・異種問題解決 TG

大学や国公立研究機関との研究協力は、このタスクグループ活動を通してだけ でなく、様々な形で行われています。また、メーカの研究者との密接な協力も、 ICOTの研究開発にとって欠くことの出来ないものです。これら ICOTの外部の 方々と ICOTとの協力体制について、ICOT研究所の内田所長に語っていただき ました。(記事 No.7-1)

3. 法的推論研究 Today ?!

ICOT Today #4 では、法的推論システムとは何か ? また、この分野の研究の 将来の可能性等について、ICOT第二研究部長の新田さんにお話を伺いました。 ICOTを中心とした法的推論システムの研究はその後も発展を続け、ICOT Today #4で新田さんが書いていらした HELIC-II の新しいバージョン( New HELIC-II)を現在開発中です。これについては、12月の国際シンポジウムで発 表される予定です。

また、海外の研究者との交流も活発で、6月にイタリアで行われた ICLP'94の 併設ワークショップ「論理プログラムの法律への応用」において研究発表や 情報交換を行ったり、また、先日はワシントン大学の Ronald Loui氏を ICOTに 招聘して法律論争のモデルについての交流を行ったりしています。今号の ICOT Todayでは、これら活発な海外交流の契機となったといえる、3月にボストン で行われた「法律の知識表現ワークショップ」の模様を、静岡大学の山口高平 先生にお話していただきました。(記事 No.7-2)


[ICOTの活動を支える外部よりの支援と協力体制につ いて]

ICOT研究所長 内田俊一

10年余りにわたった『第五世代コンピュータ・プロジェクト』を実施している 間、ICOTは、ICOT外部の国内、海外の多くの研究者の支援を受けてきました。 前期においては、若手研究者の寄り合い所帯であった研究所の立ち上げを支援 してもらいましたし、中期末から後期にかけては、知識処理、並列処理の応用 システムの開発を支援してもらったりしました。

このような支援のおかげて、第五世代プロジェクトは、新しいハードウェア、 ソフトウェア、そして、新しいコンセプトのたくさん詰まったプロトタイプ・ システムを完成させ、終了することができました。そして、その後、その成果 を普及することを目標とする『第五世代コンピュータの研究基盤化プロジェク ト』、すなわち、後継プロジェクトがスタートしたわけです。

以前、これらの 2つのプロジェクトの関係を、タンポポの花にたとえて説明し たことを憶えている方も多いと思います。すなわち、第五世代プロジェクトは、 タンポポの花を咲かせるプロセスであり、後継プロジェクトは、その成果を種 に仕込み綿毛という飛行装置をつけて遠くに飛ばし子孫を増やすためのプロセ スであるという説明です。

第五世代プロジェクトの成果は、適用範囲の極めて広い大規模並列処理技術と その並列処理のパワーを生かした知識処理の技術から構成されています。そし て、それら技術の主要部分は、KL1という言語で記述されたソフトウェアとし てまとめられ、ICOTフリー・ソフトウェア(IFS)として無償公開されました。

また、その技術は、市場のコンピュータ技術の主流が、急速に並列・分散シス テムにむかい始めたことにより、まさに、時代を先取りしたものとなりました。 IFSは、第五世代プロジェクトの最終成果であるタンポポの花のエッセンスで あり、また、タンポポの種にあたるといえましょう。

後継プロジェクトは、この技術を、多くの人に利用してもらい、新たな技術開 発の種としてもらうために、まず、Unixベースのワークステーションや並列マ シン上で動作する KL1の汎用機上の処理系 KLICを開発することとしました。 これが綿毛という飛行装置にあたるわけです。

KLICを利用することで、知識処理や記号処理を行なういろいろなソフトウェア も、Unixベースの汎用機上で動くようにできます。このようにして、綿毛つき の種の製造が ICOT内で順調に行なわれています。

綿毛を作ったタンポポ本体は、役目を終え枯れ、後は風に乗って飛んで行く綿 毛に託されます。 これと同じように、ICOT研究所もクローズし、後は IFSに 託されるわけですが、IFSの運命は、それを受けとった研究者に委ねられるこ とになります。

ですから、ICOT研究所の存続期間も残り少なくなった現在、ICOTは、外部の協 力者に綿毛、すなわち、IFSの着地先となり、その新たな発芽と育成を引き受 けてもらうことを望んでいます。そして、目前にせまった大規模並列処理の時 代の中核技術として発展させ、さらに、その上で広範な知識処理の技術を開発 してもらいたいと考えています。

そして、このような IFSの将来像を描くための準備活動は、すでに開始されて います。まず、綿毛の着地先を増やす努力として、ネットワーク経由で KLIC の配布をすすめると同時に、日本の各地で KLICの講習会を開催しています。 北陸先端科学技術大学院大学、東北大学と実施し、次回は名古屋大学で行なう 予定です。最近、大学においては、並列プログラミング言語の教育の題材とし て、KL1を取り上げてもらえるようになってきました。

また、現在、配布されている逐次版のKLICは、いろいろなワークステーション やパソコンへの移植がすすめられています。その作業の多くは、大学やメーカ などの研究者のボランティア的な活動として行なわれており、海外においても、 同様の活動が行なわれています。

ICOTでは、並列版の KLICの開発や、知識処理や並列記号処理のソフトウェア のUnix環境への移植をすすめていますが、これらについては、12月に開催され る国際シンポジウムで、その詳細が発表されます。

ここで発表されたソフトウェアは、その後、最後のお化粧をされて、来年 3月 にIFSとして配布されます。しかし、ICOT研究所は 3月末でクローズする予定 ですので、これらの最新の IFSの配布のための組織は、その後も残すことが必 要です。

現在、IFSの配布サービスや改良、および、ユーザの支援を行なう小規模なチー ムを作り、2年くらい活動を継続できるようにしたいと考えています。とはいっ ても、ICOTの研究者は、それぞれの出向元へ帰ったり、大学へ移籍したりする ため、このチームは、事務局プラス小数のソフトウェア技術者のチームとなら ざるを得ません。 

しかし、このチームの周辺に、ICOT OBを始めとする協力者が集まり、ボラン ティア的に活動してくれれば、いろいろなことができると思います。IFSのユー ザ間での、バグ情報の交換はもちろんのこと、バグの改修作業や、一部機能の 改良や拡張も可能となるでしょう。 並列版の KLICの移植についてのコンサル テーション業務もやれると思います。

その他、KLICの普及により、汎用マシン上での KL1ユーザが増え、目新しい KL1のプログラムがいろいろできたら、それを無償公開してもらい、まとめて 管理し、ネットワーク経由で配布したり、そのような KL1プログラムの出来栄 えを競うコンテストなどを実施するのもおもしろいと思います。

また、知識処理の応用ソフトウェアの利用に関しては、ワークショップや研究 会を開催し、そのソフトウェアを種として、研究者相互の交流を深めることも できると思います。

これからは、このような形の協力を、皆さんにお願いしたいと考えております。 しばらくの間、IFSの普及と発展のために何をしたらよいか、いろいろと議論 をしていきたいと思いますので、何かよいアイデアがありましたら、是非とも お知らせ頂きたいと思います。


[法律の知識表現ワークショップに参加して]

静岡大学工学部 山口高平

3月18日(金), まだ雪の残るボストンの Northeastern Univ.に,米国と イタリアと日本からAIと法律の研究者が集まり,Workshop on Knowledge Representaion for Legal Reasoning が開かれました.13件の発表を1日で 終わらせるのは大変で,最後はグッタリした人も何人かいましたが,ワークショッ プ終了後,シーフードレストランに出かけた途端に活気が戻り,特に,特大の (7ポンド?)ロブスターは圧巻で大いに盛り上がりました.

さて,話をAIと法律に戻しましょう.この研究分野はまだまだ小さい分野で すが,1987年より隔年で International Conference on AI and Law (ICAIL: アイケイルと呼ぶ)が開催されています。昨年は6月にアムステルダムで ICAILが開かれました.論文の採択率は平均2倍程度ですが,ロングペーパに 限れば3倍程度であり,論文の質も比較的高く維持されています.

その時まで,ICAILでの日本からの論文発表はなかったのですが, アムステル ダムで一度に4編(ICOT,明学大,東工大,静大)のロングペーパが採択 され,「日本でもAIと法律の研究が進んでいるなぁ」という印象を欧米の研 究者に与えたようです.事実,AIと法律における日本の研究の進捗状況を紹 介する記事が,International Association for AI and Law のニュースレター の一面に掲載され,AIと法律における日本の研究の進展状況を欧米の研究者 に理解してもらう良い機会になりました.

今回のワークショップはクローズドで行われ,そのようなPRというよりは, 実質的な議論を主とするものです.米国から参加した,Kevin Ashley, L. Karl Branting,David B. Skalak は,法律と計算機科学の両方の専門家 であり(日本からの参加者では,ICOTの新田さんがその両刀使いで,弁理 士かつ計算機科学者です.),英米法が判例を重視している背景もありますが, 単に題材レベルで判例や法的論争を分析するのではなく,表現すべき知識(判 例)の内容自身について深く考察して,その分析から,汎用的なシステムの枠 組みにまで抽象化している点が印象的でした.

ワークショップでは様々な話題について討論が行われましたが,個人的な興味 からで恐縮ですが,法的論争と事例(判例)表現の難しさに話を限定して報告 したいと思います.

法的論争というのは,法廷において原告と被告の間で権利や無罪を主張するた めに行われる論争です.映画でもこの題材はよく取り上げられ,ポールニュー マンが優秀な弁護団に立ち向かって最後に勝利する「評決」という映画や,最 近では,「A Few Good Men」という映画で,トム・クルーズとジャック・ニコ ルソンが激しい法的論争を展開し,ジャック・ニコルソンが興奮して自分で事 実認定してしまった結果,トム・クルーズが勝利する感動的なシーンがありま した.

本ワークショップでも,この法的論争モデルがいくつか提案されました.例え ば, R.P.Loui(Washington Univ.)は,(a,b,c)という事実群からh という判断が下され,(a,b,c,d,e,f)という事実群からもhとい う判断が下されている場合,共有されている(a,b,c)という事実群がh という判断に重要であると解釈し,(a,e,f,g)という事実群からはh ではないという判断を下すような法的議論構成モデルを幾つか考察し,それら を組み合わせる事によって,法的論争を形成できる事を示唆しました.

また,新田さんは,新しい法的推論システム new HELIC-II を提案し,論証と 価値観に基づく推論と論争のための推論という3つのレベルの推論を準備し, 一見ひき逃げ事件に見える事案に対して,保護責任者遺棄致死罪が成立するか 否かについて,価値観を変えることにより,成立する論理を構成することもで きるし,成立しない論理も構成できる事を示しました.

ところで,機械学習の研究では,よくバイアスという言葉が問題になります. バイアスとは偏見ですが,機械学習でバイアスという言葉が使われると,学習 システムに事前に備わっていて,学習の性能に影響を与える偏見(諸要因)を さします.代表的なバイアスは,学習される概念を記述する言語であり,概念 記述言語を事前に与える事は,学習が行われる前に,学習される概念の記述形 式が判っている事になり,よく考えてみれば奇妙な話です.概念の記述形式は, 学習を実行するにつれて徐々に判明していく方が自然でしょう.そのような処 理を可能にするシステム構成法が必要のはずです.

今回,L. Karl Brantingは,事例ベース推論で,そのような考え方を展開しま した.事例ベース推論では,事例(判例)表現の適切さが事例ベース推論の性 能に大きな影響を与えますから,事例表現は大きなバイアスとなります.彼は, 適切な事例表現を事前に与えることはほとんど困難であることを指摘すると共 に,重要な事例群は意味的,構造的類似性を共有するという視点に基づいて, 以前の事例表現を再利用しながら新しい事例の定式化を試みる方法, Expectation-Driven Problem Formulation (EDPF) を提案しました.

EDPFでは,新しい事例と過去の事例を比較照合しながら,階層的に表現された (新しい)事例の上方部分や下方部分を随時追加修正していく事を実行して, 新しい事例に対する適切な表現形式を獲得していきます.私は,新しい事例に 対する適切な表現形式を獲得していくシステムを別の方法からアプローチして いる事もあって,この内容は大変興味深く聞く事ができました.

また,David B. Skalak (Univ. of Massachusetts)と意見交換したなかで,彼 は,法的論争評価機構のように,コンテキストにより概念の評価が変わるとい う問題は,一般的には,concept drift (概念の意味が揺れ動く?)の問題で あると指摘し(広く認められた用語ではありませんが),前述したバイアスの 問題を少し違った角度で捉えた,おもしろい考え方だと思いました.

最後に,今回のワークショップでは,法的推論としては,おもしろいけれど実 現が難しい法的論争と,機械学習の中心的課題であるバイアスを関連づけなが ら発表を聞いたり意見が交換できて,有意義に過ごせました.知識が適切に表 現された事を前提にした問題解決法ではなく,知識が適切に表現される困難さ を正面から受け止めた問題定式化法については,ML/COLT'94 のワークショッ プ Constructive Induction and Change of Representation(7月開催予定) などでも議論されようとしていますが,ドメインに精通したAI研究者だから こそ考え付くアイデアが結構あるのかも知れません.

そのようなアイデアが実現されていけば,ポールニューマンやトムクルーズの ように信頼できる弁護人に値する法的推論システムが登場する日も,それほど 遠くないことなのかもしれませんね.


[Message from the editorial desk]

ICOT Today 第 7号、お楽しみいただけましたでしょうか ?

ICOT Todayをお読みいただいたご感想、また、今後はこんな記事を読みたい ! 等の皆さまの声を、是非聞きたいと思っております。 irpr@icot.or.jp 宛に 電子メールにてご意見をお寄せ下さい。お待ちしております。

次号は、以下のような内容を予定しています。

  1. 国際シンポジウムのお知らせ
  2. まだ決まっていません。寄稿歓迎!!! です。:-)
ご期待下さい。


ICOT TODAY	Issue #7
編集・配布	海外渉外広報担当グループ( IR&PR-G )
		内田俊一相場亮成田一夫兼子利夫
		浪越徳子仲瀬明彦白井康之田中秀俊
		坂田毅
発行1994年 7月
		財団法人 新世代コンピュータ技術開発機構
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