(1)UNIXのKL1プログラミング環境:PDSS
マシン :UNIXマシン
環 境:UNIX, (GNU Emacs)
言 語:C, KL1 (Prolog, Emacs Lisp)
ソース量:3 MB
文 書:マニュアル (日本語/英語)
概要
通常の (マルチプロセッサでない) UNIXシステム上に構築したKL1プログラ
ミング環境。
構成
- KL1-B (バイトコード) のインタープリタ。Cで記述。
- KL1からKL1-Bへのコンパイラ。KL1とSICStus Prologで記述したもの2種。
- ランタイムサポートルーチン (コマンドインタープリタやI/O)。KL1で記
述
- GNU Emacsのライブラリ — KL1ソースプログラムを編集するときに使用
するKL1-modeと、複数のEmacsバッファを使いながらPDSSを会話的に実行する
ためのPDSS-modeがある。
機能
PDSSはPIMOS Development Support Systemの略で、その名前が示す通り、
PIMOSを開発するために使用したKL1システムです。PDSSは、通常のBSD系の
UNIXマシン上で動作し、Multi-PSI上のKL1システムとは、実装方式や実行速度
の違いをのぞいては、かなりの部分でコンパチビリティが確保されています。
さらに、PDSSではGNU Emacsライブラリを用意しており、KL1ソースプログラム
の編集の支援や複数のemacsバッファを通して会話的にPDSSを使うことができ
るようになっています。従って、PDSSは一般のKL1プログラムを開発するため
にも使い易く、有用になっています。
インストール環境
- PDSSはUNIXシステム (BSD系) の上で動作します。ICOTでは、SUN-3、
SUN-4およびSequent Symmetry上で使用しています。
- PDSSの全体をインストールするためには、約20MBのディスクスペースが必
要です。
- KL1コンパイラのうち一方はSICStus Prologで記述されています。これは
オプショナルな部分ですが、この版のほうが良いコードが生成されます。
- PDSSはGNU Emacsとともに使用するべきです。とても使い易くなります。
FTP
- PDSSソースプログラム、マニュアル [2,564K]
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