平成8年度先端技術研究所研究委託事業の支援により、IFS日本語文法規則を開発し、文法規則マニュアルおよび利用者マニュアルを作成した。当初、UNIX系OSでの利用を予定した。世界80%のOSシェアを持つ Windows に対応させることで利用拡大を目指し、Windows95/NT-OSで動作する形態素解析エンジン(富士通研究所で開発した形態素解析エンジンBreakfast)に添付される形態のソフトウェアリリースを採用し利用拡大を行った。
パイロットモデル版 Windows95/NT 用インタフェースを改良し拡充することで、IFS日本語(形態素)解析パッケージ用のGUIインタフェースを開発する。インタフェースの利用効果を高める試みとして、利用者対象者の絞り込み(文科系・社会科学系研究者)を行い、当該対象者のユーザーモデルを検討する。これは Windows 市場への対応を目指したもので、専門研究者でない利用者をターゲットとする。