平成10年度 委託研究ソフトウェアの中間報告 |
研究代表者: | 中島 浩 教授 |
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豊橋技術科学大学 工学部 |
現在までに、a については分割コンパイルへの対応・解析精度の向上を目的 とした解析手法の拡張がほぼ完了している。また、実装についても設計を進め ている。
b については、ループ展開手法について研究を行っている。これは、節内に ユーザ定義ボディゴールがたかだか一つしかない形にプログラム変形すること によって、 実行を高速化する手法であり、KLIC 上で試験的なコード生成を行 うことによって、場合により数倍の速度向上が得られることを確認している。 現在は、本手法の適用可能条件について検討を進めている。
また、b については簡単なベンチマークの結果、単純な加算プログラムでは 8 倍近い性能向上が得られた。また、qsort や kkqueen でも 5% から 15% の 向上が得られた。