| 平成8年度 委託研究ソフトウェアの 成果ソフトウェア |
従来の KLIC の特徴を引き継ぎ, 実行するゴールをメタレベルで扱うゴール・ オブジェクト機構を備えた処理系である. また, これに基づき KLIC のソフ トウェア開発環境を改善するツールとして, 以下のソフトウェアを含む. ・ゴール・オブジェクトを用いて作った KL1 自身によるトレーサ (DDU) ・Lazy Task Creation の考え方に基づく半自動負荷分散機構 (SKULD) ・KL1 の抽象実行系 ・KL1 のプリティプリンタ ・MGTP による帰納推論系
標準的な C 言語とライブラリが動作する計算機. ただし, DDU は一部入出力 に X ウインドウを用いている部分がある. この版の動作確認を行なったシス テムは SparcStaiton 10 上の SunOS 4.1.3 であるが, KLIC が動作する計算 機システム上ならばどれでも動作するはずである.
展開後のディレクトリのトップレベルのサブディレクトリの内容は:
Documents:
使用法のマニュアルや, 内部構成に関する文書
Sources:
ソースプログラムや例題, 例題の実行結果など
となっており, それぞれ:
enhanced-klic: 拡張版 KLIC
ddu: KL1 自身で記述したトレーサ
skuld: 自動負荷分散機構
KAbI: KL1 の抽象実行系
KL1PP: KL1 のプリティプリンタ
ILP-MGTP: MGTP による帰納推論系
というサブディレクトリを持っている.
ただし, ゴール・オブジェクト機構を備えた拡張版 KLIC は本来ならば
Sources/enhanced-klic にあるはずだが, そこには入っていない. これは,
KLIC にさまざまな版が枝別れしてしまうことを防ぐために, この拡張機能は
通常の KLIC のリリースに含めることとしたためである. KLIC の最新のリリー
スをそのままお使いいただきたい.
この他に
Readme-J: 日本語による概略の説明資料
Readme-E: 同内容の英文による説明
がある.
www-admin@icot.or.jp