付録
保健福祉省保健医療研究品質局 (AHRQ: Agency for Healthcare Research and Quality) は、保健/医療アプリケーション (たとえば、コンピュータ・ベースの病歴管理や、臨床判断支援システムのほか、患者治療記録、情報アクセス、遠隔診療の標準化など) での使用を目的とした最先端ITの研究に取り組んでいる。
国防総省高等研究計画局 (DARPA: Defense Advanced Research Projects Agency) は、次世代のコンピューティング、通信、ネットワーキングの研究に注力しているほか、組込型のソフトウェア/制御技術や、国防アプリケーション (戦場監視システムなど) における人間による情報技術の利用などの研究にも取り組んでいる。
エネルギー省国家核安全保障管理局 (DOE/NNSA: Department of Energy National Nuclear Security Administration) が設立された目的は、核兵器システムの性能を評価する新しい手法を開発し、システムの安全性と信頼性を予測し、高精度のコンピュータ・モデルとシミュレーションを通じて核兵器システムの機能を検証することである。
エネルギー省科学局 (DOE Office of Science) は、さまざまな科学技術分野の研究者が、DOEにとって重要な物理学、化学、生物学の複雑な現象をモデル化し、シミュレートし、分析し、予測できるようなコンピューティング/ネットワーキング・ツールの研究、開発、配備に携わっている。また、地理的に分散した研究チームの共同作業や、DOEのミッションに不可欠な実験施設を遠隔から利用するリモート・ユーザーを支援する。2003会計年度は、科学局が主導する、高性能コンピュータ利用科学技術研究の助成プログラム、SciDAC (Scientific Discovery through Advanced Computing) イニシアチブの3年目にあたる。このイニシアチブは、DOEの研究が注力している科学分野の次世代科学シミュレーション/コラボレーション・ツールの開発を支援している。
環境保護局 (EPA: Environmental Protection Agency) が掲げるIT研究の目標は、連邦政府、州政府、地方自治体のレベルで、また政府以外の関連団体によって、学際的な生態系のモデル化、リスク評価、環境政策上の意思決定を、コンピュータなどの情報技術の先進的な活用を通じて実行できるようにすることである。
米国航空宇宙局 (NASA: the National Aeronautics and Space Administration) は、米国の技術的指導力の拡大強化に取り組むことで、米国の航空学、地球科学、宇宙科学、そして宇宙工学の研究コミュニティに貢献している。
国立衛生研究所 (NIH: National Institutes of Health) は、生物医学 (生体臨床医学) データの管理と分析、および生物学的プロセスのモデル化の両方にコンピュータの処理能力を適用することによって、人間の疾病の解明、診断、治療、予防のための基礎知識を増進することを目標としている。
国立標準技術研究所 (NIST: National Institute of Standards and Technology) は、産業界、教育機関、政府機関との連携を通じて、ITシステムの有用性、安全性、拡張性、相互運用性を向上させる、ITを製造や生命工学といった専門分野に応用する、ITを利用した民間企業の改革を促進する、といった課題に取り組んでいる。
海洋大気局 (NOAA: National Oceanic and Atmospheric Administration) は、気象のモデル化や天気予報の精度向上のために最新のコンピューティング技術を早期に採用したほか、天気予報、警報、環境情報を広範な利用者 (政策立案機関、危機管理機関、一般国民など) に広報する目的で最新の通信技術も早期に採用した機関である。
国家安全保障局 (NSA: National Security Agency) は、米国の安全保障に貢献するために、コンピューティング、情報保存、通信、ネットワーキング、情報保証の領域で、国家の最も困難な課題の一角に取り組んでいる。
全米科学財団 (NSF: National Science Foundation) は、NITRDの主導機関であり、ITに関する新たな基礎知識の拡充や、生物学、化学、地球物理学、数学、物理学、社会科学、行動科学、工学におけるアプリケーションの開発、世界トップレベルの科学者と技術者とITに精通した労働者の教育、そして研究インフラストラクチャの整備といった課題に取り組んでいる。
国防総省国防研究技術局 (ODDR&E: Office of the Director, Defense Research & Engineering, Department of Defense) は、大学研究イニシアチブ (URI: University Research Initiative) を運営しており、その中で、国防総省のアプリケーション、研究インフラストラクチャ、そして科学工学教育のためのIT研究開発に注力している。
その他の連邦政府機関も、NITRD活動の予算には計上されていない資金を使用して、ネットワーキングや情報技術の研究開発に参加し、NITRDの活動と連携している。