産総研は我が国最大級の公的研究機関として、産学官連携によるオープンイノベーションハブ機能を果たしています。

人工知能研究センター

産総研人工知能セミナー English

2017年3月15日 第14回AIセミナー 「脳全体の情報処理と人工知能」

終了しました。

参加希望者多数につき、会場を拡張して定員を増員しました。

人間の脳と人工知能には、似ている部分と異なっている部分があります。3月の産総研人工知能セミナーでは「脳全体の情報処理と人工知能」と題して、これら2種類の知能の類似点と相違点、また人間のように柔軟な汎用人工知能を実現するためのアプローチに関して、第一線で活躍されているお二人にお話を伺います。

基本情報

注意事項

  • 他の方に参加の機会をお譲りするためにも、参加ができないと分かった場合は早めのキャンセルをお願いします。

  • 本名でのご登録をお願いします。

  • 産総研は、お送りいただいた情報をセミナー運営以外の目的には使用しません。

  • 懇親会の予定はありません。

講師

  • 山川宏(株式会社ドワンゴ)

  • 銅谷賢治(沖縄科学技術大学院大学)

プログラム

15:30-16:30 「全脳アーキテクチャ・アプローチ:脳全体のアーキテクチャに学び人間のような汎用人工知能の構築を目指す」山川宏(株式会社ドワンゴ ドワンゴ人工知能研究所 所長)
概要:
人のように多様なタスクを柔軟に獲得する汎用人工知能(AGI)の開発は計算機発明直後からの夢だが、乳幼児が発達段階で獲得する非言語的な知能は設計できなかった。近年の計算リソースの増大に伴い、脳を参考にした深層学習が実用化されて、子供の知能をデータから獲得できるようになった。そこでこれを明らかになりつつある脳全体像を参考にして組み上げることでAGIの構築を目指すのが全脳アーキテクチャという研究アプローチである。
略歴:
1965年2月8日 埼玉県生まれ
NPO法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブ代表
人工知能学会 編集委員長
電気通信大学大学院 情報システム学研究科客員教授
玉川大学脳科学研究所 特別研究員
人工知能学会汎用人工知能研究会主査
産総研人工知能研究センター客員研究員
専門は,人工知能,特に,認知アーキテクチャ,概念獲得,ニューロコンピューティング,意見集約技術など
工学博士
1987年:東京理科大学理学部物理学科卒業
1989年:東京大学大学院 理学系研究科 物理学専攻 修士課程修了
1992年:東京大学大学院 工学系研究科 電子工学専攻 博士課程修了
1992年:(株)富士通研究所入社
1994年:同社から通産省リアル・ワールド・コンピューティング・プロジェクトに参加
2014年:(株)ドワンゴ 人工知能研究所 所長
2015年:産総研人工知能研究センター客員研究員就任
2015年:特定非営利活動法人 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ 代表就任
2015年:電気通信大学大学院 情報システム学研究科客員教授就任
現在に至る
講演の撮影:個人利用に限り可。
講演資料:[ PPTX:14MB ]
16:30-17:30 「脳と人工知能のギャップとリンク」 銅谷賢治(沖縄科学技術大学院大学 神経計算ユニット 教授)
概要:
今日の人工知能は視覚パターン識別などいくつかの分野では人に迫り超える性能を実現しているが、人間/脳の知能とはまだ多くの相違点がある。本セミナーでは、1) 自主性、2) 情報選択、3) 能動性、4) モジュール自己組織化という4つの視点から、脳と現時点での人工知能の違いを探り、その間をつなぐ試みについて議論する。
略歴:
1961年東京生まれ.東京大学卒,博士(工学).東大工学部助手から1991年にサンディエゴに移りソーク研究所などで脳科学を学ぶ.1994年から京都のATR研究所にて自ら行動を学習するロボットの開発と,脳の学習のしくみの研究を行う.2004年に沖縄に渡り沖縄科学技術大学院大学 (OIST) 先行研究代表研究者、2011年OIST神経計算ユニット教授,副学長に就任.2008年Neural Networks誌共同編集長.2011年「予測と意思決定」、2016年「人工知能と脳科学」新学術領域代表.2007年学術振興会賞,塚原仲晃賞,2012年文部科学大臣表彰科学技術賞受賞.2008, 2010, 2014年宮古島トライアスロン年代別3位入賞.
講演の撮影:個人利用に限り可能(動画録画は不可)
講演資料:[ PDF:14MB ]
人工知能セミナー 一覧